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東京海洋大学

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ご入学される皆様へ お祝いメッセージ等

Last Update : 2020-04-07 15:45

令和2年度4月期
東京海洋大学入学における学長式辞

学長式辞.jpg 学部?水産専攻科?大学院への入学?進学生の皆さん、また、既に実習航海中あるいは出港準備中の乗船実習科の皆さん、ご入学?ご進学おめでとうございます。
 そして、これまで皆さんを親身になって支えてこられたご家族など保護者の皆様にも、お慶びを申し上げます。
 今年は十二支の最初の子(ね)の年で、「種子の中に新しい生命がきざし始める状態」とされていることから、その意味では、皆さんにとっても、今年が"大きく始動する年"として位置付けられ、大学生活に胸をときめかせているのではないかと思います。

 まずは、本年度の入学式を中止せざるを得なかったことに対して、お詫び申し上げます。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大状況が改善されず、皆さんの人生の節目となる大切な行事が開催できないことは痛恨の極みであります。しかしながら、皆さんや関係者の方々の健康と安全を考慮し、このような決定に至りましたこと、何卒ご理解を賜りますようにお願い申し上げます。
 思い起こせば、今から51年前の1969(昭和44)年、私が、本学の前身である東京水産大学に入学した時も、入学式がありませんでした。その時は、大学紛争の影響で、大学は「ロックアウト」の状態でした。今回とは状況が異なりますが、学長最後の年に、このようなことになったことは、何かしら"縁"を感じざるを得ません。私は、今でも入学式が行われなかったことが心残りであり、皆さんにも同じような気持ちにさせたことを、大変申し訳なく思っています。
 式自体は中止となりましたが、皆さんの晴れのご入学に際して、教職員一同とともに心からお祝い申し上げ、大学を代表しての挨拶文を、武藤光一経営協議会委員からの祝辞とともに、ホームページに掲載させていただきます。さらに、本学の客員准教授で名誉博士のさかなクンからの動画も掲載していますので、併せてご覧いただければと思います。

 さて、本学は、旧東京商船大学と旧東京水産大学という、いずれも創設以来130年を超える歴史と伝統を兼ね備えた大学が2003年10月に統合した大学です。
 旧東京商船大学の前身である私立三菱商船学校は三菱財閥を創業した岩崎彌太郎が設置したもので、その後、官立に移行し、東京商船学校、高等商船学校などに名称を変更後、1957年「東京商船大学」になり、今年で145年目を迎えました。
 一方、旧東京水産大学は、大日本水産会が水産伝習所として設立し、その後、農商務省水産講習所と名称を変更後、1949年に大学制度改革により「東京水産大学」となり、今年で132年目となります。
 このように、本学は両大学の伝統のみならず、個性と特徴を継承するとともに、国内唯一の海洋系大学として「海を知り、海を守り、海を利用する:Voices from the ocean」をモットーに教育?研究を行い、我が国が海洋立国として発展していく、中心拠点としての役割を果たすべく、努力しております。

 ここで、本学が2015年に公表しました、「ビジョン2027-海洋の未来を拓くために-」について少しお話しします。本ビジョンは、海洋国家である日本にとって、今後ますます重要性を増す海洋に関する学術分野の教育?研究の拠点となり、その水準と独創性をもって、国内外で高い評価を受ける大学へと進化発展し、明日の海洋分野を担う新たな産業を創造する人材を育成するとの決意のもと、海洋の未来を拓くトップランナーとしてその実現を図るため、中長期的な方向性の共有を目指して策定したものです。これまで3年にわたり毎年検証を行った結果、多くの項目において、「計画通り着実に実行できた」とする一方で、重複している項目や今後修正すべき点もあったこと、また、2030年に向けた国連の持続可能な開発目標(SDGs)や、一昨年閣議決定された「第3期海洋基本計画」への対応を盛り込むべく、昨年「ビジョン2027バージョン2」のアクションプランを策定し、さらなる前進を図っているところです。本ビジョンを遂行するためには、教職員、学生、同窓生の一人一人の積極的な協力が必要不可欠であることはもちろん、保護者の皆様方におかれましても、温かいご支援ご鞭撻の程、何卒よろしくお願い致します。

 また、本学は、昨年「海洋産業AI人材育成卓越大学院プログラム」に採択されました。このプログラムは「海洋産業が求める自律航行船の開発」、「人工衛星やアルゴフロートデータに基づく海洋観測」、「水圏生物のゲノム情報解析」、「水産資源の評価と管理」、「次世代スマート水産業の創設」等、海事?水産を含む海洋の広範な分野について、AIを絡めて網羅的に教育?研究するもので、この4月から、大学院の5年一貫のプログラムとしてスタートし、2026年度には「海洋産業データサイエンス専攻(仮称)」を設置する予定です。このプログラムは、前述の「ビジョン2027」のアクションプランである、「国際的な基準を満たす質の高い教育や海洋分野で世界をリードする独創的な教育プログラムの推進」、「将来におけるトップクラスの研究を支える人材育成」の方針にも沿うものであり、本学の強みを十分に生かし、10年、20年先における海事、水産を含めた海洋産業を大きく発展しようとするものです。

 さらに、本年度は、「水圏生殖工学研究所」を設置します。これは、魚類の生殖幹細胞の培養?増殖技術、凍結保存技術、代理親による個体発生技術などを応用し、付加価値の高い多種類の高級魚で、かつ優れた形質を持つ種苗を大量生産するとともに、絶滅危惧種の保全?保存などを図り、新産業の創出に利する研究所とするもので、本学として初めての「研究所」です。これも、本学の強みを生かした取り組みの1つです。
 これら、卓越大学院プログラムの取り組みや水圏生殖工学研究所の設置等を通じて、今後の大学の発展に大きく寄与できるものと強く確信しています。

 ここで、実業家堀場雅夫氏の名言をご紹介します。化学実験で、pHメータを触ったことのある方ならご存知かと思いますが、「堀場pHメータ」を開発し、学生ベンチャーの草分け的存在と言われた方です。堀場氏は、次のように言っています。「出る杭は打たれるが、出過ぎた杭は誰も打たない。出ない杭、出ようとしない杭は、居心地は良いが、そのうちに腐る。」この言葉は、人間関係に行き詰った時に励ます言葉として使われることが多いかと思いますが、それ以外にもいろいろな場面で使えると思います。今後皆さんが、勉強したり、研究したりする時は、「出過ぎる」、すなわちトップになることをぜひ心がけてほしいと思います。前述したとおり、本学は、自らの強みを生かす取り組みをいくつか行おうとしていますので、皆さんも、自らの強みを身に付け、それを生かして、どんどん前に進んで下さい。

 最後になりますが、本学では、一昨年4月に、学部学生?大学院生、卒業生や各種卒業生団体、サークル、大学の教職員、短期留学生、さらには在校生の父母等の保護者を含めた、「オール海洋大」で構成する「校友会」を設立しました。これにより、大学への支援体制の強化を図るとともに、新たな協働?連携システムを構築し、グローバル化の推進や地域との連携、産官学金連携の推進など、海洋の未来を拓く道筋を校友会構成員と共有していきたいと考えております。会費は無料です。ぜひ、本学のホームページやパンフレットから、登録?ログインしていただきたいと思います。よろしくお願いします。

 それでは、ご入学?ご進学された皆さん、本学が掲げる理念や人材育成の目標を念頭に置き、教育研究上の目的を達成するための教育プログラムに従って、確実に、そして、積極的に学んで下さい。その結果、培われた実力に裏付けられた物事に動じない強い精神力と、自信を持った社会人として、21世紀を生き抜く人材になることができると信じております。そして、多くのかけがえのない良き友人を得、社会で必要とされる知識とともに、豊かな先見性や想像力を持って未来に挑戦し、活躍できる資質を本学で身に付けられることを祈念いたします。
 さあ"海洋の未来を拓くために"漕ぎだしましょう!

                 令和2年4月7日             
東京海洋大学長 竹 内 俊 郎     

東京海洋大学 令和2年度入学にあたっての祝辞

  

(経営協議会委員 武藤光一)   

入学式祝辞.jpg

 念願の東京海洋大学に入学されたみなさん、また、水産専攻科、乗船実習科、大学院へ進まれる方、おめでとうございます。ご家族のみなさまにも心からお祝い申し上げます。
 入学式が中止となったことは誠に残念ですが、みなさんの健康を守り、世界中の課題となっている新型コロナウイルスの感染拡大防止を図るため、その活動に積極的に取り組まなければなりません。一刻も早く正常に戻ることをみなさんと一緒に祈り、行動していきたいと思います。

 私は、本学の経営協議会の委員を拝命しておりますが、他の肩書は、海運会社、株式会社商船三井の特別顧問であり、同社の社長、会長を務めた経験がございます。
 そこで私からは、社会、経済界の視点から、みなさんへ期待すること、心して欲しいことをお伝えしたいと思います。

 日本の経済は、かつて「JAPAN AS No.1」と言われた時もありましたが、みなさんが生まれる前から「失われた30年」と言われているように、経済の成長という点で停滞し、かつては世界4位であった一人当たりのGDPも、現在は26位と主要先進国の中でも後れをとり、その存在感が薄れてきています。
 これは、人口減少、少子?高齢化など日本の抱える構造問題や、グローバル化、デジタル化の世界的潮流に対応できず、国や企業の改革が遅れた結果であります。
 このままではいけないということで、現在、国や企業は、日本を再興させるコンセプト、 Society 5.0を提唱し、その実現に向けて努力をしています。これは、サイバー空間、デジタル空間ですが、それとフィジカル、実体のあるものを高度に融合したシステムによって、経済の発展と社会課題の解決を両立し、新たな未来社会を創り上げようというものです。また、世界では国連が中心となり、持続可能な開発目標(SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS:SDGs)を掲げ、地球のすべての人々にとってより良い、より持続可能な未来を築くための目標、例えば、飢餓、貧困、不平等をなくそう、地球環境を守ろう、産業と技術革新の基盤をつくろうなど、17の目標を設定し、グローバルな課題解決を目指していますが、日本のSociety 5.0も軌を一にするものであります。
 世の中はそのような大きな潮流の中で動いていますが、本学もこの流れと無関係ではいられません。無関係どころか本学には、そのための貢献、その達成において、大きな期待が寄せられています。

 本学は言うまでもなく、海洋を巡る学問に特化し、「海を知り、海を守り、海を利用する」をモットーに、専門性の高い世界的にも珍しい大学であります。本学へ入学されたみなさんは、なんとなく入学したという人は少なく、海洋に関わる勉強をしたいという意欲、志を持った人が多いかと思いますが、海洋は、その未来においても、人類の幸福の追求に限りない可能性を秘めた領域であります。
 海は、実体のあるフィジカルなものであり、人類が生きていく上に無くてはならないものであります。排他的経済水域を含めれば、世界でも6番目に広い海洋面積を有する日本は、海洋の活用が将来の日本の成長を支える基盤となると期待されています。
 日本政府もこの広大なフロンティアを開発し、そして守る新たな海洋立国の実現を目指して、海洋基本法を制定し取り組んでいるところであります。
 四方を海で囲まれた日本は、昔から海の恵みを受けて国民の生活を守り、経済を発展させてきましたが、今世紀に入り、さらなる重要性が注目されています。その一つは、海洋資源の開発、利用です。世界各国も海洋開発に乗り出していますが、海底深く眠る石油、天然ガスの開発も行われており、レアメタル、レアアースなど、鉱物資源の海底からの発掘も本格化しようとしています。また、洋上風力発電、波や海流、潮流を利用した再生可能エネルギーの開発も世界中で進められており、漁業分野でも、大規模な養殖を始め、自然だけに頼らない食糧確保の研究も幅広く行われております。
 海洋の利活用は、北極海にも及んでいますが、一方で、これからの海洋開発は、海を守るという視点も極めて大切で、環境に優しく利用、活用させてもらうための研究も進化させなければなりません。

 最近はデジタル分野に目が行きがちで、これからも、AI、ビックデータ、5G、6Gなどの進歩により、プロセスは革新的に変わってはいきますが、一方、本学が対象とする海、そこから得られる恵みは、食糧、エネルギー、物流など実体のあるフィジカルなプロダクトであり、人が生きていくためには根源的に欠かせない大切なものであります。
 デジタルでは空腹は満たされませんし、E-SPORTでは足腰は強くはなりません。Eコマースも、輸送業者がなくては成り立ちません。デジタルとフィジカルの融合が求められる所以です。
 そして、これらを進めていくのは人であり、そのための人材育成、確保が、何よりも最優先の課題となります。本学はその人材育成の最前線に立っており、日本の海洋産業の今後の帰趨は、ここで学ぶみなさんの双肩にかかっていると言っても過言ではありません。経済界としても本学の活動に大いに期待し、頼りにするとこであります。

 学部へ入学したみなさんは、今までは、答えのある質問に答える訓練をしてきました。しかし、これからは違います。基礎的な知識を学ぶことはありますが、それと並行して、自らが課題を見つけ、解決していくことが求められます。地球環境を守りながら、資源開発も行っていく。一見、矛盾した課題にも、知恵を絞り、最適解を探し出していかなければなりません。社会、経済界が最も求めている能力です。
 高齢者の我々が、責任を若者に押し付けるわけではありませんが、失われた30年を克服するには若い力が必要です。
 考えてみれば、多くのノーベル賞の功績は、その受賞者の若い時に発想したことが元になっていますし、GAFAと呼ばれる、Google、Amazon、Facebook、Appleなど、アメリカの時価総額でトップを走る企業は、その創業者たちの学生時代か20才代での発想、起業が元となり、成長したものです。スポーツの分野でも、より若い世代の活躍が目立ってきています。若者には起爆力があります。日本の企業もその力を活かそうと体質を変えようとしてきております。
 そして、その活躍の場は、日本に留まることは許されず、世界を相手にしなければなりません。日本は、より多くの若きグローバル人材を求めています。

 最後になりますが、学生時代は、人生のかけがえのない友人を得る良い機会となります。社会に出ると、いろいろな人間関係のしがらみが多く生じますが、利害のない何でも言い合える学生時代の友人は貴重です。たくさんの友人と出会い、有意義な学生生活を送って下さい。そして、その友人をいつまでも大切にしてください。
 皆さんが、本学で自らの能力を伸ばし、世界に向けて大きく飛躍することを期待して、私のお祝いの挨拶といたします。
 おめでとうございます。

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【動画】東京海洋大学 新1年生の皆様へ(名誉博士?客員准教授 さかなクン)

さかなクンイラスト1.jpg

さかなクンからお祝いのイラストをいただきました!↑クリックすると拡大
こちらのイラストは、新1年生の方に見ていただけるよう、本学の授業開始(5月予定)に
合わせ、品川?越中島両キャンパスの掲示板にも掲示する予定です。
イラスト内には、さかなクイズ等も描かれていますので、ぜひ拡大してご覧ください。

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